酒場巡り・食べ歩き

コーヒーと酒をめぐる

 以前細く短く、しかし濃密に営んでいた我が店「モダンタイムス」。この店のサブタイトルは「コーヒーと酒と古本」だった。

 地元八千代台。コーヒースタンドはあれどストレートコーヒーを飲めるような本格的な喫茶店は、絶滅状態にある。

 そんな中、我が家はコーヒーブームの真っただ中にある。きっかけは妻。妻がなぜ急にコーヒーにのめり込んだのかは不明だが、コーヒーを特集した雑誌を立て続けに買ってきた。それを横目に見ながら私の中のコーヒー熱にもがついた。こうなると我が家は手がつけられない。普段なら、熱しやすい私を諌める役にある妻も今回は一緒に盛り上がっているのでとことん深みにはまっていくだけである。

 コーヒーサーバーもドリッパーもペーパーも手挽きのミルもついでにコーヒーメーカーも更にサイフォンも(物置からひっぱりだせば…)全てそろっている。ないモノはコーヒー豆と(本当はどこかにあるはずの)コーヒーポットだけである。

 今回はそれを手に入れる旅に出た。

 まず向かったのは吉原パラダイスのほど近く、日本堤にあるカフェ「バッハ」。2000円台で泊まれる宿に挟まれ佇む本格コーヒーの名店である。

 座るとすぐに店員さんがコーヒーの説明をしてくれた。一見丸出しだっただろうか。でもその配慮が嬉しい。お薦めの1杯650円のコーヒーと看板メニュー「バッハブレンド」、小腹が空いたのでトーストを注文。やはり一見丸出しか。

 店内には挽かれたコーヒー豆の香りとトーストの香ばしい匂いが最高のアロマとなって漂っている。久々に飲むお店の挽きたて淹れたてのコーヒー。やはりしみるようにうまい。家で入れる濃いめのコーヒーが下品に感じてしまう。

 帰り際、レジで別の店員さんに「どちらからお出でですか?」と声をかけられ「コーヒー豆の方はいかがですか?」と勧められる。こちらもそのつもりでタイミングをはかっていただけに渡りに船。忙しい中丁寧にいろんな豆の説明をしてもらい、2種類購入。100グラムで安い物でも700円前後するので我が家計的にはやや高めだが、焙煎したてのいい豆もなかなか手に入らないこのご時世、たまにはスーパーでは手に入らないいい豆も家で味わいたい。

 本来なら、目と鼻の先にある大好きな酒場「丸千葉」に寄りたいところだが、今日は予定がびっしり。後ろ髪を思いっきり引かれつつ南千住から北千住へ移動。

 もう一丁喫茶店へ。飲み屋街の奥にある喫茶「蔵」Dscf3267 文字通り古い蔵を使った喫茶店。名物ホットサンドと共にコーヒーを頂く。コーヒースタンドチェーンはどこも洋風な感じを受けるのだが、古い喫茶店に入ると昭和の日本を感じる。ここでは帰り際、サービスで千代紙(?)でおられた楊枝入れをもらった。そんな心遣いが嬉しい。

 本来なら、北千住の名店「おおはし」の牛煮込みで一杯いきたいところだが、今日は予定がびっしり。だいぶ抜けた後ろ髪を更にひっぱられつつ浅草へ移動。

 ちょいと場外馬券場に寄り道して田原町方面へ。明日の朝食。美味しいコーヒーを手に入れたのでそれに合わせて美味しいパンを…、ということで「ペリカンのパン」屋さんへ。着いた3時頃にはほとんど売り切れ状態。それでも食パンと最後のロールパンを運よく手に入れた。

 更に歩いてかっぱ橋道具街。妻が切望していた野田琺瑯(ホーロー)製のコーヒーポット。地元のホームセンターでは全くお目にかかれなかったが、さすがかっぱ橋 最初に入ったお店でいきなり発見。Dscf3269_2 一応価格調査とばかりに何店か回り、結局最初のお店で購入。雨も降ってきたので循環バス「めぐりん」で脱出。

 さて、そろそろバータイム。今日は初訪問のお店へ。御徒町でバスを降り、スーパー「吉池」向かいにある「味の笛」。経営も吉池だったと記憶するが…。1階は立ち飲み、2階は椅子席となっている。階段を上がる途中すでにガヤガヤと賑わった気配を感じる。なんとか席を見つけ早速注文。ここは料金先払い制。カウンターに使い捨ての発砲トレーに乗せられた肴がずらりと並んでいる。私が理想とする「大人の駄菓子屋」を完全に具現化している。あれこれと迷うおじちゃんたち、すっかり子供の表情だ。プラスチックカップに注がれる生ビールは何と250円。300円のマグロぶつとタコ刺し盛り、200円のジャガイモのカレー炒め。焼き鳥も焼き魚もある。それらはもちろん厨房で温めなおしてくれる。のんべいには何とも楽しいお店だ。

 せっかくなので立ち飲み「たきおか」へ河岸をかえる。最近新顔の向かいのお店ばかり行っていたのでちょっとご無沙汰気味。やはりこちらの喧騒のほうが落ち着くなぁ…。

 最後はイブニングライナーでいつもの缶チューハイ。妻は缶を空け即爆睡。おかげで2本丸まる飲む羽目に…。時間はまだ7時前。酔い覚ましに明朝はいいコーヒーが待っている。

   

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先走りの代償

 久々ひとりの土曜。惰眠を貪りながら今日1日の予定に考えを巡らす。

 定番はぶらりとひとり街歩き。いい酒場のある街に狙いを絞って強引に観光をこじつける。

 ところが昨夜の酒が抜け切らずどうも胃も腰も重い。しかし腹は減った。ここは一発どかんと辛いものでも食べて、心身をリフレッシュさせよう、と一念発起布団を出た。

 向かったのは亀戸。お目当ては辛旨ラーメンの代名詞的お店「蒙古タンメン中本」。パソコンで場所と食べるべきメニューも確認。全身に激辛ラーメンに挑むべき闘志が宿ってきた。

 しかし…。社員研修のため臨時休業……

 激辛ラーメンに沸き立つ胃液は、そしてこの失望感と怒りはどこへ向けたらいいのだろう。そして何よりこの空腹感…。

 気づけば「亀戸餃子」の暖簾をくぐっていた。昼時なのに珍しく待つ人もなくすんなりと席に通された。ビールの大びんを頼み、ビールと共に1枚目の餃子が運ばれた。このテンポがいい。

 猫舌で、普段なら暫し「おあずけ」なのだが、ここまで腹が減っていてはもう待ちきれない。アッツアツの餃子を辛子醤油で冷ましつつひと口にほおり込む。皮は冷めたが餡はまだアツアツ。それをビールでキューッと冷やす。ビールと餃子のコンビは馳浩・佐々木健介コンビのように絶妙だ。

 ややお腹が膨れたのでビールから老酒に切り替え、気づけば7皿重ねていた。数でいえば35個。とはいっても小振りで味もさっぱりしているのでもたれるほどの満腹感は皆無。ラーメンよりだいぶ高くついたがそれでも2600円。

 外出中の妻と船橋で待ち合わせたので、それまで時間つぶしにまんが喫茶へと向かう。初めて入るそこは「和」を強調した佇まいで、店内にはお香が漂っていて非常に落ち着く。何がいいって我が家お定まりの酒場、船橋・一平の目の前なのが素晴らしい。

 最近の我が家には「いっぺる」という述語がある。「今日、俺ちょっといっぺってくるからさ。」「久々にいっぺりたいな。」「きょう、いっぺちゃおうか」等々…。それは「一平に行く」の同義語である。

 19時に暖簾をくぐったが満席で無理やり席を空けてもらった。店のあんちゃんと周辺のお客さんに感謝しつつ久々のいっぺリング。300円の生ビールからはじめてホッピー、名物210円酎ハイへと進む。

 席のご近所さんとの話も弾み、2時間ほど過ごし、握手を交わし楽しく退店。

 十分当初の喪失感は補えた気がする。

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鉄道博物館~斉藤酒場

 先日、先述のひどい腰痛を抱えたまま大宮の鉄道博に行ってきた。もちろん欠勤した日に行った訳ではない。念のため…。

 一度は行ってみたかった鉄博。混雑が心配だったが展示物を見る分には苦にならない。ただ、シミュレーションものなどのアトラクションを楽しみたいならそれなりの計画と覚悟が必要だ。それにしても家族連れ。子供の付き添いで来ているのか、それとも子供が付き添いなのか分からない親子が数多く見られた。老いも若きも幼きも男も女も鉄道ファンって多いのだな、と改めて実感。

 一方、我ら夫婦。鉄道好きだが好きなのは鉄道そのものより旅情の方。意外と淡白に館内を1周してしまった。例外は特急との展示。かつて母方の実家である新潟に行く時、毎年乗っていた思い出の車両。Dscf2855小学3年の時からひとりで乗っていたので懐かしくてしょうがない。あらゆる角度から撮影。1980年の時刻表を見ると当時特急ときで上野から新潟は4時間10分ほど。現在、上越新幹線ときでは2時間ちょっと。そりゃ冷凍ミカンも解けやしない…。

 2時間そこそこで撤収。十条で途中下車して斉藤酒場へ向かう。大衆酒場の聖地斉藤酒場。こういう機会でもないとなかなか寄ることができない。開店直後の入店だったが9割席が埋まっている。

 前回は十条だるまやでかき氷を食べた直後だった為、肴を堪能することができなかった。今回はリベンジとばかり食べたいものを片っ端から注文。高くても350円程度なので170円の日本酒と共に思う存分楽しむ。やっぱり「何が1番」というのは分からないが味も値段も雰囲気も応対も全て高水準。大衆酒場のあらゆる要素が詰まっている。

 時間はまだ7時前。座りっぱなしで腰が辛いのでストレッチがてら(?)上野へ出て立ち飲み「たきおか」へはしご。4杯ほど飲んで(記憶が曖昧…)帰路へ。その後妻が大チョンボをやらかすのだがそれは秘密。

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魚三酒場~初の角打ち参戦

 いよいよ12月。今年の飲み歩きもそろそろ納めなくてはならない。

 今回向かったのは新小岩。降りるのは恐らく初めてかもしれない。目指すのは魚三酒場新小岩店。魚を肴にしたら右に出る店はない…と言われているかどうかは分からないが店名の通り魚料理で有名な大衆酒場だ。

 開店は16時。まだ30分ほどあるので商店街をぶらり。アーケードの商店街は買い物客でごった返している。一方時折のぞくひっそりとした路地にはなかなか面白そうな飲食店がありそうだ。

 さて、肝心の魚三酒場。今回は結論から先に…。どうも私には合わないようだ。自慢の魚料理は値段が安いうえにうまい。ひとりで結構な種類食べてしまった。これは文句なし。ただ、ちょっと居心地が悪い。

 まずひとりのスペースがギュウギュウで狭いこと。カウンターでギュウギュウになって飲む店は大衆酒場には多い。が、いかんせん狭すぎる。私の体型のせいなのだろうが瓶ビールすらまともに注げない。次にこのお店のメインドリンクの180円のコップ酒。燗されて大徳利に入れられていてそこから注がれるのだが、ぬるい…。ぬる燗ならまだしも冷めただけ。いくら180円でもありゃぁない。それが嫌なら冷にするか300いくらの熱燗にするか。

 最後にこれが1番私に合わないところなのだが、注文の品が順番通り来ないこと。店員のおばちゃんのせいなのだろうが、同じ品が何品か注文が入ったとして、それが誰から運ばれるかは不明。おばちゃんは全く把握していない。「最初の煮付けどなたぁ~?」で後は客任せ。私のような小心者は「あれ、俺のでいいのかなぁ。」なんて辺りをうかがってしまう。窮屈な場所で体をよじりながらビールを注ぎ、他の客の注文まで把握して…これじゃ疲れてしまうよ……。味はいいだけに馴染めなかった自分にもがっかりでした。

 失意のうちに後にした新小岩。総武線を船橋で降り京成方面へ。足は自然と馴染みの「一平」方面へ。ふと一軒の酒屋さんの前を通りかかる。「ただの酒屋さんにしては賑わい過ぎる。もしや!?」 何度も通ったことのある道。何度も通った店前。しかし気付かなかった。こんなところに角打ちできる酒屋さんがあったなんて。

 山清酒店。それほど広くない店内に7人ほどのおじさんがひしめき合っている。どなたも既に出来上がった状態。ちょっと気後れしつつも念願の角打ちデビューだ。

 まずはお酒。日本酒の2級酒をいただく。コップで\195。もちろん先払い。店内には普通の販売用のお酒は勿論、店内用のお酒、小袋のせんべい、珍味、缶詰が並んでいる。手書きのドリンクメニューも貼ってあるがどれも安い。チェイサーにレモンサワーを注文(\260)。さらにベビーチーズ、あられを買ってつまむ。いやぁ~落ち着くなぁ。

 聞けば店内で飲めるのは(酒屋の中で飲むのを角打ち※かくうちと言います。当然立ち飲み。念のため)16時半から19時まで。延長は一切なし、と力強く語ってらっしゃいました。なかなか帰らない人がいるんでしょうね…。結局レモンサワー1杯、お酒2杯、乾き物3品で800円。ちょっと酔いが足りない時にはピッタリだ(だからおじさん達は結構酔っていたのか?)。

 一平から山清。船橋の黄金コースが出来上がりつつある。

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向島リベンジ

 浅草から隅田川沿いを向島方面へぶらり……したつもりが逆方向の両国へたどりついてしまったのは先週の話。 今度こそ、の思いを込めて今回は妻を伴い出掛けた。

 まず向かったのは築地。最近お世話になっているなぎら健壱氏の著書『絶滅食堂で逢いましょう』に登場するお店に今回もおじゃましてみる。

 商売人観光客日本人外国人入り乱れる土曜の築地場外市場。路地の2階にある喫茶店「マックモア」。ここが今回の目的地。珈琲飲みにわざわざ築地へ?もちろんそうではない。喫茶店でありながら築地ならではの極上のランチを格安で食べられる素晴らしいお店なのだ。

 着いたのは11時半頃。すでに8割がた席は埋まっている。私は人気の中落ち定食(\950)。妻は土曜限定の姫丼(\1150)を注文。ランチタイムサービスの珈琲(通常\500→280)も忘れずに。

 まずやってきたのは中落ち定食。器いっぱいにマグロがのっている。素晴らしいボリューム。2,3切れ口に入れご飯をかっこむ。あー、日本人。至福の時…。続いて登場姫丼。マグロの漬丼、カルビ丼、鮭イクラ丼の3種小丼が楽しめるわがままな逸品。中落ち数切れと引き換えにそれぞれ一口ずつ分けてもらう。どれもそれぞれうまい。Dscf2806 Dscf2807

 再び中落ちに戻る。マグロ・ご飯・マグロ・ご飯……ん?ご飯が先に無くなりそう!マグロ・マグロ・ご飯・マグロ・マグロ・ご飯……結局マグロが残ってしまった。何しろそれほどのマグロの量なのだ。 締めの珈琲。丁寧にサイフォンで淹れてくれる。お、うまい。酸味と苦みのバランスが私の好みにぴったり。久々にうまい珈琲に出会った。最高の幸せ。 

 気付けば階段まで待ち客が並ぶマックモアを後にし、しばし市場を散策。昼時とあってあちらこちらに長蛇の列が出来ている。 テリー伊藤氏の兄の働く姿を眺めつつ一通り築地を歩き、都バスで業平橋へ向かう。約1時間ほどかかるがひとりわずか200円で行ける魅力。そして何より車窓から街を楽しめる魅力。

 業平橋からいざ隅田川へ。迷いに迷って辿り着いたのは先週買いそびれた志゛満ん草餅。草餅と言えば「餡の入ったヨモギ餅」が一般的だが、ここのはそれ以外に餡なしの草餅もある。中央にくぼみのある餡なし草餅はきな粉と白蜜でいただくらしい。土産にそれぞれ6個ずつ買う(1個\125?)。

 向島へのリベンジは果たした。地蔵坂商店街を抜け京成曳舟駅へ。そこから八広駅へ。今日の最終目的地丸好酒場本店へ。2度目の訪問。16時開店のところ15時20分店前到着。当然シャッターが下りている。やむを得ず荒川の河川敷で少年野球の試合を観戦。ベースカバーやバントシフトなど子供でも緻密な野球をしている。

 16時チョイ前、再び店前へ…って既に暖簾が出ている。入ると8割ほど席が埋まっていて場が既に温まっている。出遅れたか。流れに乗るべくハイボールと煮込み、名物レバ刺しを注文。濃厚なモツのアブラ、あちこちで煮込みを食べたがやっぱりここのが1番うまい。ハイボールをおかわりしつつ、セリのお浸し、エゾ鹿の(!)刺身(\500)、これまた名物ニラ玉を追加。初の鹿肉。全く獣臭くない。丸好特製ダレにもよく合う。最後になめこ汁でほっと温まって(トイレ事情もあるので)早めの退店。

 ここまできてこのままでは帰れないふたり。久々堀切菖蒲園小島屋へはしご。更にハイボールを飲む。どんどん飲む。時間はまだ6時をチョイと回った頃。

 家に帰ってお土産お土産。草餅をいただく。今まで出会った草餅よりヨモギの香りが濃い。餡の甘さも控えめでいくらでも食えそうだ。餡なしもさっぱりしていい。

 いやぁ、飲んだ、食った…。

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隅田川ふらふら

 土曜日、久々にひとり歩き。どこに行こうか、全く考えがまとまらないままパスモを使って電車に乗る。

 候補はいくつかある。近場なら津田沼、船橋、小岩周辺。足を延ばして築地、立石、浅草、谷根千……。先日発売されたなぎら健壱氏の『絶滅食堂で逢いましょう』という本に出てきた何軒かのお店にも行ってみたい。

 乗り込んだ電車は特急上野行。せっかくの特急なので少し足を延ばしてみる。

 降りたのは(青砥で乗り換え)浅草駅。前述の本に出てきた地下鉄銀座線浅草駅の地下街を探索してみることにする。

 松屋浅草の目の前。数件の飲食店が立ち並ぶ秘密の地下通路。何度も来た場所だがこんなところに地下鉄の入り口があるとは気付かなかった(恥)。観光客や団体ツアーなどがひしめき合う地上とはうって変わって静かな世界。かつての改装される前のJRいや、国鉄上野駅をどこか思い出させる。あの上野駅の雰囲気、好きだったなぁ…。

 閑話休題。立ち食いソバやタイ屋台料理、そそられるものいっぱいだが立ち寄ったのは「焼きそば福ちゃん」。なぎらさんに教えてもらった(?)お店だ。ここで瓶ビール(\450)と焼きそば(\350)を注文。ビールはおなじみサッポロラガー(赤星)!これだけでも合格点。焼きそばは銀色のアルミ製(かな?)のプレートで出される。やや太めの麺で屋台風といった感じ。

 カウンター席の隣ではおじさんがサワーを飲みつつ煮込みらしきものをつついている。そうかと思えば後から来たサラリーマン風の男性、焼きそばとぶためしのセットを注文し、一気にかっ込んでいる。こちらは、と言えば焼きそばをちびちび食べながらビールをグイッとやっている(そうしないとビールだけ残ってアテがなくなってしまう)。腹6分目で退店。

 相変わらず大混雑の仲見世通りを避け、浅草六区方面へ。ウインズ近くにある煮込みストリートともホッピー通りとも呼ばれる地帯をウロウロ。雰囲気はいいのだが私はこの辺りで飲んだことが無い。なぜなら高いから…。そうか?という人もいるだろうが煮込みと生ビールで1000円近くなってしまうのでなかなか足が向かない。それでも今日はその中の一軒に立ち寄る。名物の煮込みとホッピーを注文。お代は先払いで900円。やっぱり高い(?)。が、甘辛い醤油味のスジ肉の煮込みはトロトロでうまい。ナカ(\250)を追加するもつまみは煮込みひと皿で粘る。

 これからどうしよう、と人込みを避けつつウロウロ。気付けば隅田川へ出る。「風は冷たいが天気もいいし、このまま向島方面へ出てみよう。」と川沿いをぶらり…。

 歩くこと30分。見えてきたのは…こ、国技館?……あれ?もしかして逆方向??

 逆方向です!

 結局そこから総武線に乗り船橋で降り、いつもの「一平」へと寄る。酎ハイ2杯か3杯と肴3品で1300円弱。大衆酒場はこうじゃなくっちゃ。

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辛いモノ三昧

 最近辛いものづいている。

 元々辛いものは大好きで、辛いものに強い方だとも思っている。 レトルトのカレーなら「LEE辛さ×20倍」が定番だし、牛丼屋に行ってもバカみたいに七味を振りかけて食べる。

 ただ、辛いものに強い、というのはただこれだけを根拠に言ってるだけで実際のところ他人と比べどうなのかはわからない。ちなみにココイチのカレーは「3辛」で目一杯。これ以上は味が分からなくなる。

 そんな私。日々のストレスからか無性に辛い物を食べたくなった。味覚的自傷行為とも言える衝動だ。

 そこで出掛けたのは下北沢の『マジックスパイス』。スープカレーの専門店だ。今回2度目の訪問だが、初めて食べたときはカルチャーショックを受けた。スープカレー=スープ状のカレーと思っていたのだが、実は全く異なるもの。むしろ「スパイススープ」と呼んだ方がしっくりくる。

 注文したのはチキンカレーの辛さ(7段階中6段階目の)「天空」。ひと口恐る恐るスープをすする。……むせかえる。辛いものはすすってはいけない。複雑に絡み合ったスパイスが全ての味蕾を開いていく。辛いが決して口の中が麻痺して味が分からなくなる、ということはない。気付けばサウナに入ったように顔中に細かい汗が噴き出している。頭もびしょびしょだ。以前、火鍋を食べた時もそうだった。あの時も今までかいたことのないような細かい汗が顔や頭に噴き出て、おまけに鼻血まで出たっけ…。火鍋も中華版スパイススープ。スパイスの効力、魔力というものをまざまざと見せつけられた。

 別の日。未だ味覚的自傷行為が治まらない私。再び辛い物を求め新宿へ。向かったのは『蒙古タンメン中本』。辛いラーメンを看板に据えた有名店だ。ここもかれこれ2度目。前回は看板メニューの「蒙古タンメン」を注文した。確かに辛いがやはり味が分からなくなるほどではなく、むしろ食べ進めるほど辛さに慣れ、うまさが際立ってくる、と感じた逸品。行列ができるのも頷ける。

 今回はそれより更に辛いと噂される「冷やし五目蒙古タンメン」に挑戦。つけ麺タイプで、冷たい麺を熱くて辛いスープにからめていただくというひと品。スープを見るや…赤い。地獄の血の池はきっとこんな感じなのだろう。スニゲーターでも潜んでいそうだ…。

 やはりスープから。ひと口、そーっと…。舌の外周が一気にヒートアップ。辛さがスパイススープ系とは違い直接的だ。しかしうまい。舌の中央部はしっかりと味を受け止めている。人によっては「辛いだけでうまさが分からない」という評価を下すが、私は奇をてらうだけでなくラーメン自体もしっかりとした味を構築していると思う。スープもしっかり飲み干してしまった。

 その日の夜。私は再びBAR『中野ブリック』に向かった。すっかりあの雰囲気の虜だ。気付けば、お気に入りのピザ風チーズトーストをアテにトリハイ(トリスハイボール。改めて言います。ナント200円!)10杯飲み干していた…。

 次の日。腹痛。冷たいものを飲み過ぎたのか、酔って寝たため寝冷えをしたのか、それとも大量の唐辛子の摂取に起因するものか……。味覚的自傷行為の代償に自嘲気味にならざるを得ず、少し暴飲暴食は自重しようと思った…。

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中野「川二郎」「ブリック」

 新宿以西で飲むにはそれ相応の覚悟をもって臨む。京成沿線に住む私のモットーだ。そんな覚悟を持って酒を飲んでも楽しくないのでめったに新宿以西では飲まない。それも私のモットー。

 いろんな用事が重なり妻と共に大久保(もちろん京成大久保ではない)に宿をとった。おかげで普段行きたくても行けない酒場へ繰り出すことができた。

 中野。「サンプラザ」には行ったことはないが「なかのZERO」へは2度ほど行ったことがある。「ブロードウェー」という名前はその時は知らなかったがアーケード街で買い物したことがある。その程度の知識しかない縁遠い街。しかしここには究極の鰻料理を出す飲み屋があるという。

 川二郎。中野周辺に宿をとるなら行こう、から宿をとってでも行こう、に考えを変えさせた、それほど行ってみたかった新宿以西のお店。別の用事で出かけている妻と中野で待ち合わせ一足先に場所確認の為、ひとり中野をぶらり。見つからない…。ⅰタウンページの地図を何度も確認するが分からない。同じ場所を4周はしただろうか。賑やかなネオンに隠れてポツンと佇む縄のれんのお店を発見。まずはひと安心。

 6時半。中野駅で妻と合流。いよいよ出陣。しかし……。またも迷う。何の為の下見だったのか。何とか見つけ出すも満席…、かと思いきやちょうど席が空く。思えば開店は5時半。ちょうどひと回転の頃合いか。

 まずはビール大瓶。妻と中野の夜に乾杯しつつ、店内を見渡す。「ひと通り2人前でいい?」炭火の前に陣取る大将が聞いてくる。6本で1セットのお薦めメニュー。これを食べれば鰻の全てが分かる(?)逸品だ。

 ほどなくしてアツアツフワフワの鰻が運ばれる。店内に貼ってある「鰻解剖図」をながめつつ、キモやらニラと一緒に焼いた奴やらを一気に平らげる。熱燗に切り替えもうチョイ何か、と短冊を注文。鰻の身とにんにく醤油が意外に合う。行く店行く店モツ焼きばかりだったので鰻三昧もたまにはいい。近所にあれば…。ふたりで4000円チョイといったところか。詳しくは美味しんぼ80巻を。

 さて中野の夜はこれからだ。川二郎から駅に向かう途中脇道に逸れる感じで立ち寄ったのは「ブリック」。トリスバーを今に伝える貴重なお店だ。サントリーウイスキー「トリス」のCMキャラクターアンクルトリスをこよなく愛す我ら二人。このお店に寄らない訳にはいかない。

 初めてのバーカウンターにちょっと緊張。頼むのはもちろんトリスハイボール(トリハイ)なんと200円!きちっとした身なりのバーテンさんが200円のトリハイを大事そうに作ってくれる。自分で作って飲むより何倍もウマイ。ラビオリ、プレーンオムレツをつまみつつ、かれこれ5杯は飲んだだろうか…。最後にちょっと高めの(といっても500円程度だが)ウイスキーをロックで飲んで退店。2人で5000円強。ウマイ酒とぜいたくな気分をたっぷり味わった割に安い!近所にあれば…。いや、また来よう。

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サッポロラガー

 サッポロラガービール。通称「赤星」。日本最古参の瓶ビール。最近この缶バージョンがコンビニ等で販売され、好評のようだ。

 老舗の大衆酒場では割りと扱っているこの「赤星」。私の知りうる限りでは吉祥寺「いせや」、日暮里「いづみや」、十条「斉藤酒場」…。幻の名店八千代「モダンタイムス」も生ビールの販売を止めた後は赤星を扱わせていただいた。

飲みごたえがありしかも飲み飽きない。この味のバランスがセールスポイントではないかと思う。

001 先月、妻の実家のある北茨城市へ出かける際、上野駅で赤星缶と初遭遇(写真はスーパーひたち車中にて)。

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亀戸・両国ぶらり

 いよいよ秋のGⅠシリーズが始まる…と思ったら電話投票の口座に100円しか残っていないのを思い出した。サラリーマンで共働き。なかなか銀行に行けない。ましてや休日等の預入れにまで手数料をとる某バカ銀行(怒)。天気も良かったので久々前売馬券で勝負を挑む。

 本当は開催中の中山競馬場に直接乗り込もうと思ったのだが、軍資金がいまいち心細かったので場外馬券場へ。向かうは錦糸町。

 前売りだけそそくさと買って錦糸町を脱出。朝から何も食べていなかったので昼食。向かう先は前回「畳替えの為」という異例の臨時休業でありつけなかった亀戸餃子。ちょうど昼時だったがひとり身だったこともあり待たずに店内へ。

 Dscf2734亀戸餃子」。正直「並んでまで食べるほど美味しいか」と問われると何とも返答に困る。しかし飲み物以外は餃子のみという直球勝負な雰囲気がいい。ニの字カウンターと座敷が少々。人はここでひたすら餃子をわんこそば状態で食らう。餃子よりこの雰囲気を味わいたい。

 そうは言っても、餃子自体もちろんまずい訳ではない。しゃきしゃきした食感でさっぱりと食べられる。小振りでにんにくがきつくないので飽きもこない。結局ビール大瓶(\500)、老酒(\150)、餃子5皿(\250×5)で退店。昔はもうちょっと食えたのになぁ…。

 つづいて両国へ…。と勘違いして下り電車に乗る。新小岩から新宿…。大学時代も含め散々乗っている路線にもかかわらずいまだ路線図が頭に入っていない。平井で降り、再び上りに乗り換える。

 両国。「江戸東京博物館」には何度か来ているのだが、街をぶらついたことは1度もなかった。早速博物館とは逆の方面を歩いてみる。まず出会ったのは「吉良邸跡」。忠臣蔵で有名な討ち入りの舞台は両国だったのか!目から鱗だ。Dscf2739

 ちょうど両国は『両国橋橋掛け350年』と題して街を挙げてのイベントの最中。いたるところに観光案内がある。尊敬する勝海舟生誕の地もここ両国。当然相撲部屋も多数存在する。なかなか見どころの多い街だ。Dscf2741

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十条「斉藤酒場」

 久々の遠征。向かったのは十条。目当ては前述の「だるまや」さんの氷宇治金時。もちろんそれだけで帰って来る気も無いのでもう1軒どこかへ…。

 赤羽の「いこい」、「まるます家」。東十条「埼玉屋」。上野へ戻って「たきおか」、「大統領」。日暮里で降りれば「いづみや」。八広へ向かい「丸好酒場」再訪。船橋まで帰ってきて定番「一平」等など。

 しかしどこも行ったところばかり。「いや、十条にもどこか行きたかった酒場があったはずだ」と記憶をたどってⅰタウンページで検索。そうそう斉藤酒場だ

 十条の駅前。すぐに楽しそうな商店街への入口を発見。いきなり斉藤酒場に出くわす。初来訪のときは必ず店探しに迷うのに…珍しい。とりあえず場所を確認して「だるまや」へ(こっちを見つけるのはやっぱり結構迷った…)。

 かき氷を食べ終え間もなく16時。そろそろ開店か、と足早に斉藤酒場へ。しかし店内まだ暗く。何時開店か、といささか不安になる。 それではと商店街をぐるっと回ってみる。アリの巣のように伸びる見事なアーケードつき商店街。D1000007_2いい街だ。

 16時20分。再び店前に…って15人ほどの列!ほどなくして開店。16時半開店か?趣ある店内に5か所ほどに分かれたカウンター。おばちゃんたちが上手に客を誘導していく。

 ちゃんと予習してこなかったので何を頼んだらいいのか全く分からないが、それ以前にまだお腹にかき氷が残っている。さっぱりしたものを頼もう。

 飲み物は…と思ったら「お兄さん、ビールでしたよね。」と目の前に黒ラベル大ビン(¥490)が登場。「あ、はい、そうです。」と笑顔で受け取る。せめて小瓶が良かった…。つまみは、定番の煮込みにお新香、それにすじこおろしを注文。煮込み以外はさっぱりと…。ここはつまみが本当に安い。ほとんどが200円台。300円台がちょっとあって400円台は3品くらいか。

 それにしてもひとり客が少ない。ほとんどが3人くらいのグループ。最初一人でも、たいてい顔見知りと一緒になっている。

 次いで酎ハイ(¥250)へ。まだお腹が重たい。串カツやポテサラがうまそう…。さっきからしきりに小さい徳利が出ている。見れば清酒170円!酎ハイをチェイサーにこちらも日本酒へ。お腹の氷も一気に解けたようで急に軽くなってきた。お酒をお代わりしつつまぐろぶつ(¥250)を注文。最後に泡盛(¥220)で締めて退店。

 滞在約1時間。店内はぎゅうぎゅうづめ状態。お会計は2000円チョイ。安っ!!このお店のウリが何なのかはわからなかったが、このお店の存在そのものが1番のウリなのかもしれない。

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かき氷大賞2008

 今年、久々のマイブームにのって食べ歩いたかき氷の名店。せっかくなのでランキングをつけてみた。あくまで私の好みが相当反映されてのランク付けなのでご了承を…。

 第5位 十条「だるまや」 氷宇治金時 880円D1000008

 かつて某雑誌のランキングで1位に輝いた一品。都内唯一の天然氷使用(栃木県日光の物らしい)だそうだ。抹茶の渋みと甘さ控えめの粒あんがいい。が、氷で味が薄まることを考えるとかき氷で使うには餡の甘みが私にはやや少なすぎる感じ。ただ団子や餅とこの餡の相性はすごくよさそうだ。今度はそちらをメインに味わってみたい(そっちの分野の方がこのお店は専門らしいし)。

 第4位 西荻窪「甘いっ子」 氷いちご 700円位?失念…D1000009

 イチゴシロップではなくジャムに近いものがかけられている。普通かき氷と言えば山のように高く盛り付けられているのだが、ここのは広く低く盛られていて食べやすい。ただそのせいかどうかは分からないが溶けるのが早かった。みぞれ状のかき氷もそれはそれで美味しかったが…。ただ、とても甘いっ!

  第3位 御茶ノ水「天野屋」 氷甘酒 500円

 人生初の甘酒のかき氷。ところが意外にさっぱりして美味しい。甘さもちょうどよく量が少なめとはいえ一気に食べてしまった。甘酒に氷を入れて飲む…と薄まってあまり美味しくなさそうだが、この氷甘酒、甘酒のうまみが最後までしっかり残っていた。値段もいい。

 第2位 埼玉・長瀞「阿佐美冷蔵」 氷みかん 600円

 今年のかき氷マイブームを起こすきっかけとなったここは天然氷使用の代名詞的お店。値段も安いし、シロップも天然素材を生かしたものが多く甘すぎず、食べてて飽きがこない。ただ最盛期は炎天下ものすごく並ばなくてはいけないのがネック…。近所にあれば…。

 第1位 目白「志むら」 氷生いちご 800円?またもや失念…

 カルチャーショック。目から鱗。そんな衝撃を受けたかき氷。潰したいちごがごろごろしたジャム系ソースに雪のようなかき氷。一見食べにくそうだが意外と上手に(?)食べられる。いやぁうまかった。

 追伸…1,2,3位の画像は以前の記事で紹介しているので容量の関係もあって割愛致します。店名をクリックすると過去の記事へと移動することができます。

 

 

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目白~日暮里~八広ぶらり

 連日の街歩き敢行。今回は目的がいろいろあるがまずは目白へ向け出発。と思ったが ボーっと地図を見ていたら目白と雑司ヶ谷鬼子母神が近いことを発見。目白の前に都電荒川線で鬼子母神前へ向かう。

 以前1度来ているが目的を果たせなかった苦い経験がある雑司ヶ谷鬼子母神。それはススキで作ったミミズクの玩具「すすきみみずく(そのまんま)」を手に入れられなかったこと。フジテレビのドラマ『麗しき鬼』で見て以来欲しくてしょうがなかったのだが、下調べ不足で前回は入手できず。今度こそはの思いで…しかし製造販売している「音羽屋」。11時過ぎても開店の兆しなく…。定休日や営業時間を調べておいたのにどういうこと??

 泣く泣く今回もあきらめ、目白までぶらり。目白は豊島区なんですなぁ…。目白駅を左手に見て目白通りを新宿区の境まで行った辺りにある甘味処志むらさん。Dscf2663 今日はここのかき氷をいただく。ここのかき氷で最も有名なのは氷生いちごただのシロップではなくむしろジャムに近いものがかけられているらしいのだ。早速店内2階の喫茶室へ上がる。

 ちょうど早めのランチタイムにもあたり、店内にはカレーの臭いが漂っていた。ここは食事もできる。カレーの誘惑をぐっと堪え、目的の「氷生いちご」(\800?)を注文。

   Dscf2661 ……ッ‼

 決して食べかけではない。まるで三浦雄一郎が冒険したくなるようなフォルム。

 おそるおそるそーっと一口…。むむ、この感触。かき氷ではない。甘味処のかき氷は出店のかき氷に比べフワッとしているのが特徴だが、ここのはフワッどころの話じゃない。ちょうど積もったばかりの雪を食べたときの触感にそっくりだ。見た目で驚き、氷で驚き…イチゴソースがまたウマイ。イチゴをつぶして牛乳をかけて食べるときのつぶしたイチゴそのもののようだ。甘酸っぱく飽きがこない。食べ進めながら「あぁ終わらないでくれ」と何度も思った。それほど素晴らしい、かき氷の概念を覆す逸品だった。

 夢見心地のまま目白をもう少し彷徨う。向かったのは切手の博物館(月曜休館 10:30~ 入館\200)。世界各国の切手が展示してあったり、実際に購入もできてしまう。ちょっとした時間つぶしのつもりで入ったのだが意外と面白い。

 子供のころ、私も切手を集めていた。が、早々に飽きてしまい、集めるだけ集めてほったらかし。切手の整理業務は母へとごく自然に継承された。はじめは文句言い言い整理してくれた母だが「もう勘弁してくれ」と泣きが入り切手収集を卒業。20年以上前の話だ。

 久々にみる切手。子供の頃と視点が変わったのかどれも味わいがあっていい。ふと、チャップリンの肖像を使った切手が無いか思い立ち、切手売り場の人に相談。何冊かのカタログを出してくれだ。それをめくっていると手の空いていた人が他のカタログを引っ張り出し2,3人で探してくれている。多謝!おかげで3枚のチャップリン切手を発見。私のコレクション入りを決めた。Dscf2673_2

←チャップリン切手。左上がモナコ。下がチェコ。右がボスニアヘルツェコビナのものDscf2674  

思わず買ったウクライナの12星座をモチーフにした切手。水瓶座はなんと…?(見えるかな)

 思いがけずいい時間を過ごせた。ここから山手線で日暮里へ出る。東口を出ると雨がポツリ。小走りで目的のお店へ入る。

 日暮里駅東口のロータリーにあるいづみやさん。Dscf2665 11:30開店のお昼ごはん目的にも使える大衆食堂兼酒場。入ると二の字でカウンターが並んでいる。と、女将さんが「お兄さん、ご飯?それともお酒?」と聞いてくる。恐る恐る「お酒です」と答えたら「よかった~。ご飯だったらお断りしなきゃいけなかったのよ。2時までだから。」なるほど時間は2時を少し過ぎたところ。

 まずはビール。ここの瓶ビールは伝説の酒場「モダンタイムス」でもおなじみサッポロラガー。通称赤星。しかもここは大瓶で470円。ビールもコップもキンキンに冷えている。コースターの代わりにハンドタオルのようなものを敷いてくれて心配りが心地いい。次いで肉豆腐(\300)を注文。ここのは豚バラ肉だろうか。それが柔らかくなっていい味を豆腐に与えている。飲み物を酎ハイ(\300)に切り替える。見た目は色の濃い元祖下町酎ハイっぽいが味が違う。少し甘い。もしかしたらハイボールエキスではなく梅割り用のを使っているのかもしれない。更にお新香とレモンハイを注文(いずれも\300)。ここの酎ハイ系はジョッキで出てきて300円。ありがたや。

 1時間ほど滞在して外へ。雨はすっかりあがっていた。次は京成線八広へ。日暮里から青砥へ出てそこから押上方面へ…と目の前に押上経由錦糸町行の都バスが止まっている。「こりゃいい」と乗り込む。

 走り始めてすぐ大粒の雨が降り出した。折りたたみ傘を持っているとはいえあまり使いたくない。雨は瞬く間に話題のゲリラ豪雨と化していた。

 押上。雨はだいぶ小振りに。駅の入り口が目の前なので傘をささず駅に行けそうだ。八広は押上から2つ目の駅。初めて降りる駅だ。ありがたいことに八広に着いた時にはすっかり雨は上がっていた。

 目指すは国道6号線沿いにある丸好(まるよし)酒場本店さん。元祖牛レバ刺しのお店で名高い。開店の16:00にはまだ15分ほどあるとはいえシャッターはまだがっちりと下ろされている。ここも臨時休業ってことはあるまいな…。Dscf2671 今は月・火・金曜が定休日のようだが。3分前。ちらりとおばちゃんが勝手口から顔を出し、ボーっと立っている私に気づいてくれた。「はい、お待たせ」とシャッターを開け招き入れてくれた。

 「今日は蒸すねぇ」と言いながらオーダーを取る。まずは酎ハイ(\300?)。それに牛煮込み(\400)。もう一つ目当てのレバ刺し(\400)がどこにも書いていない。「夏場はレバ刺しは無いんですかねぇ」恐る恐る尋ねると「バカねぇ。無い訳ないじゃない。うちは365日毎日ありますよ。朝つぶした新鮮なやつだから。」と頼もしいお言葉。無い訳なかったのだ。

 Dscf2666 まずは煮込み。さっぱり目の味噌仕立てだがモツ自体は脂がのってて濃厚。肉汁の溢れる煮込みは初めてだ。更にさっとかけ回した特製のにんにく醤油ダレが味をキリっと締めている。今まで食べた煮込みでもトップクラスだ。更に元祖レバ刺し。ここにも特製ダレがかけられる。ただのにんにく醤油より臭くないし、かといって弱くもない。レバ刺しに合わせて考えたのか、と思わせるほどあっている。うーん、こうなるとあれもこれも食べたくなる。その頃外は再びゲリラ来襲中。

 久々好物、ドジョウ丸煮(\400)にさっぱりお新香を追加。もちろんハイボールも随時更新中。他のお客さんが頼んでいたジャガカレーなるものも頼んでみる。普段イモ臭くなるのでカレーには絶対ジャガイモは入れないのだが…。甘い。蕎麦屋の出汁の効いたカレーをさらに甘くしたような味。しかし見事につまみとして完成されている。ご飯にかけて食べるような感じではないがつまみには最高。

 Dscf2667 Dscf2669 締めは名物ニラ玉。たっぷりニラにふわっと卵そして特製ダレ…もう芸術品。しかも250円!丸好万歳だ。

 いやぁ、もうお腹いっぱい。1人で食べるにはちょっと量が多めなので今度は的を絞って注文したいところだ。結局酎ハイ4、5杯とつまみ6品で3000円チョイ超。安いねぇ。ゲリラもすっかり退散し足取り軽く帰路へと着いた。しっかし帰るのめんどくせェ~…

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御茶ノ水~神保町ぶらり

 私はたいそうのめり込みやすい性格で、1度はまるととことん追求してしまう良し悪しな癖がある。最近ではチャップリンがそうか。古くは「焼き芋」も追求した。小学校高学年くらいの話。当時は冬になると4件ほどの焼き芋売りが家の周りを訪れた。それを食べ比べ、どこのが1番うまいか調べ、最終的には「いーしやーきいも~」の声で味を判別するに至った。

 今年、長瀞で「阿佐美冷蔵」の天然かき氷を食べてからかき氷にはまった。といってもそう数多く食べている訳ではないが、雑誌とかでどこのがうまいとか立ち読みするようになった。その中でも特に気になったいくつかを実際に食べに行こうと決心した。

 今週水曜のこと。向かったのは御茶ノ水。船橋から総武線に乗り新宿方面へ。が、途中猛烈な空腹に襲われた。電車は亀戸に着くところ。私はふと思い立ち電車を途中下車した。すきっ腹に冷たいものもよくないので「亀戸餃子」でも食べていこうではないか。しかし…。『畳替えの為臨時休業』。そんな事ってあるのか…。やむを得ず電車に乗り直す。

 御茶ノ水。聖橋を渡って湯島聖堂を見ながら神田明神へ。そのすぐそばにある「天野屋」さんが今日のお目当て。ここでいただくのはなんと「氷甘酒」。クーラーはないものの庭や風鈴で涼しげな店内へ。待つ事数分、出てきた氷甘酒。小振りでこぼさず食べられそうなサイズ。早速一口。甘酒の割にさっぱりしている。甘さも控えめ。そーっと底をかき混ぜてみると麹が出てきた。やっぱり甘酒。正にかき氷といったシャリシャリ感がまたいい。Dscf2649

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あっという間に完食。男ひとりで甘味処に入るのはやはり照れくさい。お代は\500。安い。

 以前見たことがあるので神田明神・湯島聖堂には目もくれず、歩いて小川町方面へぶらり。初めて歩くが結構古い町並みが残っている。途中壁に張り付く蝙蝠発見。はじめは虫かと思ったがどう見てもコウモリ。Dscf2656

 たどり着いたのは「竹むら」さん。揚げまんじゅうで有名なお店だ。味のある建物。揚げたてのまんじゅうを食べるべく早速店内へ。ところでアイスと天ぷらの食べ合わせが悪いということは当然かき氷と揚げまんじゅうも…?Dscf2659 Dscf2658

 しばし待って出てきた揚げまんじゅう(2個\450)。黄金色に輝いている。中は甘さ控えめのこしあんだがぎっしり詰まっている。が衣(皮?)がサクサクのせいか意外に軽い。あっという間に2個をペロリ。手土産に4個買う(持ち帰りは2個~。6個から箱入りらしい)。

 ここから再び歩いて神保町へ。最近街歩きが楽しい。2,3件冷やかしながらたどり着いたのは「奥野かるた店」。百人一首や花札からカードゲーム、ボードゲームまでいろんなゲームを取り扱っている。ここで珍しい20面体のサイコロを購入。うーむ何に使おう…。Dscf2672

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人形町~北千住~上野

 水曜日。天気の週間予報的には晴れるのはこの日くらいで後は崩れそう。家にくすぶっているのはもったいない。

 さてどこへ行こう。候補は2つ。以前「でぶや」だか「ぴったんこかんかん」で観て以来気になっていた(要は石塚が食っていた、ということ)人形町・玉ひでの親子丼を食べに行くか、同じく石塚が食べていた十条界隈の「からし焼き」を食べに行くか…。

 わざわざ十条に行って東十条・埼玉屋に行かないのはもったいない。しかもからし焼きは相当にヘビーな食べ物らしい。私の弱い胃腸が耐えられるかどうか…。

 という訳で今回は未踏の地人形町を目指すことにする。京成から都営浅草線で人形町。鉄道に乗るのが好きで時刻表はいくら眺めてても飽きないのだが、地下鉄と路線バスはからっきしダメ。全く路線図が頭に残らない。浅草までは何度となく行っているのにそのちょっと先に人形町があったなんて…。

 玉ひで開店は11時半前後。到着は11時10分。A2出口からすぐの店に行ってみるとすでに長蛇の列。ま、長瀞・阿佐美冷蔵ほどではないのだが…。みんな何をしてる人なんだろう。

 が、店内が広いせいか思ったほど待たず店内へ。12時には食べ終わってしまうくらいあっけないものだった。ま、うまいがもう一回ここまで来て並んで高い金払って…というのはどうか。いくらのを食ったかって?妻に申し訳なくて書けません。

 人形町。オフィス街だが新旧いろんなお店があっておもしろい。甘党でもある私は次に柳屋というお店の鯛焼きを買うことに。鯛焼き販売開始は12時半。文教堂で場所を確認してればちょうどいい時間だ。店に着くと7人くらい並んでいた。それでも「今日は列が少なくてよかった」と口々に話していた。4つ持ち帰りにして1つ食べ歩く。直火焼きなので香ばしい。甘さは割と控えめだ。

 さて用は済んだ。これからどうしよう。せっかくここまで出てきて帰るのももったいない。日本橋…浅草…選択肢はいろいろあるが。日比谷線か…とりあえず上野に出てみるか…と日比谷線に乗りこむ。ふとみると路線図に北千住の文字が。

 気付けば降り立った北千住。時間が時間なら「大はし」が開くまで時間をつぶすのだがまだ1時チョイ過ぎ。今日は諦め記憶を頼りに歩く。向かったのは気になっていた団子屋「かどやの槍かけ団子」D1000002 私の記憶なんか何の役にも立たずⅰタウンページの力を借りて迷いに迷って到着。みたらし・餡それぞれ4本ずつ(1本\90)手土産にして、一本みたらしを食べ歩き用に買う。ちょっと私には甘じょっぱさがきついが団子はふわっとやわらかく炭火による焦げが香ばしい。

 今度は常磐線で上野へ。アメ横をブラリして帰ることにしよう…のつもりがガード下の大衆酒場おなじみ「大統領」の客引きに捕まり、ついつい店内へ。今日は休刊日のつもりだったのに…。

 まずはさっぱりレモンサワー(\350)。ここはホッピーのように瓶入りサワーと焼酎が別々にくる。それにカシラとアブラを焼いてもらう(2本\180)。店内で飲むのは初めてだ。へぇ…炭火なんだ。カシラ塩をテーブルのコチュジャンをつけて食べる。ナカをおかわり(\250)。ここのナカは量が多い。考えて割らないと2杯目はえらく濃いサワーになってしまう。

 次に厚揚げを焼いてもらう。賽の目に切った厚揚げを串にさして3本(\300?)。上にはおろし生姜に刻みネギがどっさり。やっぱりコチュジャンをネギに和えて食べる。レモンサワーを追加。急に日本酒な気分になり同時に「大統領」というオリジナルの2級酒(コップ酒\240?)を注文。店員さん「え?どっちもお持ちしちゃっていいんですか?」と困惑気味。「お持ちしちゃっていいんです」

 炭火ということもあって更にサンマ塩焼き注文(\400?)。店員さんつきっきりで焼き網のサンマを相手している。これだけ手間をかけてこの値段は安い!感謝のしるしに大統領とナカを追加。

 気付けば結構飲んでしまった。出先で日本酒を飲むなんてめったにないのに…。無事帰れてよかった。で、今日の旅の目的はなんだったんだっけ…? 

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船橋「一平」「登運とん」

 高校野球も終わり、オリンピックもなんとなくひと段落感がある。

 そんなわけで出掛けた火曜の昼下がり。目的は2つ。ひとつはりょくけんのトマトを買うため。もう一つは先日新規OPENした立ち飲み屋の視察。うーん、忙しい。

 「りょくけんのトマト」とは、美味しんぼの7巻に登場した究極のトマト。りょくけんは緑健農法という特殊な製法のこと。たいそう甘いらしい。そのトマトが船橋西武の地下で買えるとの情報を入手し、いざ出陣ということになった。

 デパ地下を巡るのが好きな私。初めて行く食料品売り場では必ず調味料コーナー、納豆コーナー、鮮魚コーナー、酒コーナー、スナックコーナーをチェックする。変わったポン酢はないか。珍しい酒はないか、新しいスナック菓子はないか…。しかし今日は普段はなかなか行かない野菜コーナーへ直行。

 ありました。りょくけんと書かれたトマト。小振りなもの6つで236円。想像より安い。早速かごに入れついでにバナナを購入。詳細はいずれ書こうと思うが最近、毎朝バナナを食べている我が家。

 その後いつものルートをウロウロし、見慣れないスナック菓子もかごへ。さらに納豆も…。

 さて買い物は終わった。時間は3時をちょっと回ったところ。目的の飲み屋さんは4時開店。…ということは。

 くぐったのは大衆酒場「一平」の暖簾。開店は3時。この時間に合わせて家を出たのは明白だ。訪問は2度目で、以前旧ブログにも書いたので詳細は避けるがやはりいい店だ。つまみの質もいい。そしてもちろん安い。酎ハイ210円。最高の鯖焼き250円…。まぐろのカマ刺しなんてのもある(¥450)。ついついピッチが速くなるひとり酒。最後生黒ビール(¥300)で締め退店。時間はきっちり4時5分(どこがきっちり)。

 さてお目当てのもつ焼き処登運とんはJRのガード下にある。年中無休で開店は4時。レトロな雰囲気を持った立ち飲み屋で私の趣味にピッタリ。

 早速暖簾をくぐるとまだ店内はがらんとしている。この辺り、常に賑わっている「上野たきおか」や「赤羽いこい」とはちょっと違う。地域の差か…。通されたのはテレビのまん前。ドラム缶で作られたカウンター。飲み物は船橋ハイボール(¥380)をチョイス。このお店には船橋ハイボールと昭和ハイボールという見慣れないメニューがある。何か尋ねると焼酎と梅酒を炭酸で割ったもので焼酎と梅酒の割合がそれぞれ違うとのこと。船橋がどっちだったかは忘れたが、天羽のハイボールエキスを使っている訳ではなさそうだ。

 つまみは自慢の煮込み(¥300)とレバ刺し(¥390)。なるほど煮込みはやわらかく煮込まれていてかなりレベルは高い。好きなタイプだ。飲み物をレモンハイ(¥330)に変え、カシラ塩を注文。もつ焼き屋に行ったら絶対カシラは欠かさない。

 テレビではドリフターズの全員集合が流されていた。髪がフサフサの志村けんを見ながら懐かしいなぁと思いつつ、何場面か思わず笑ってしまい質の高さを再確認。「最初はグー」のジャンケンも懐かしかった。ちょっと勘違いだが、志村と加藤茶でやっていたと思い込んでいたが相手はそういえば仲本工事だったか…。ちびっこたちは皆志村の応援で仲本はアウエー感ありありの中で闘っていたのが印象的だ。

 こういうお店が近くにできたことに素直に感謝だ。欲を言えば昼くらいから始めて欲しいが。でもきっと「一平」に行っちゃうかなぁ…というのが素直な感想。

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酒修行 「赤羽 まるます家」

 080808。この日の夜、友人を招いての飲み会。その買い出しで赤羽へ。なぜ赤羽か…。買い出しを口実に行きたい飲み屋があったから。

 という訳で向かったのは「まるます家」。朝9時から開いているというこのお店。メインは鰻で、酒場という面だけでなく食事処としても愛されているお店のようだ。

 Dscf2623 着いたのは11時半頃。店内はほぼ満員。カウンターに席を見つけた私。早速生ビール(大)を注文(\650だったかな)。続いて鰻のカブト焼き(頭を焼いたもの2本\200)、鯉のあらい(\350)を注文。

 お客さんも活気があるが、お店のおばちゃんたちも負けず活気がある。鰻が運ばれてきたらさっと山椒を出してくれたり、忙しいのに気配りが行き届いていて気持ちがいい。店内にはメニューを書いた短冊が張り巡らされそれを見ているだけでも飽きない。Dscf2618

 飲み物を酎ハイ(\350)に切り替え、スッポン鍋(1人前\700)を追加。チョイと味わうにはお手頃な値段と量。食べ終わったら残ったスープで雑炊も頼めるとのこと(\200)。やるなぁ、まるます家。Dscf2620 

 このまるます家。普通の飲み屋と違うのはお酒は1人3杯まで制限付きなところ。最初滅多に飲まない「大生ビール」にしたのもこれを意識して。ただ、酎ハイも徳用1リットル瓶があったりと意外に量飲むことができそうだ。

 鰻の煙に包まれつつ退店。気分よく帰路に…じゃなかった買い出し買い出し。向かったのは「みやこ豆腐」なる豆腐屋。ここには究極の豆腐があるのだ!って出迎えたのは美味しんぼのキャラクター栗田ゆう子らしき絵の描いてある看板。そう。ここは美味しんぼ第7巻で取り上げられたお店。列こそなかったが、前にいたお客さんはでっかい保冷ケース一杯に豆腐や豆乳を詰め込んで車で去って行った。Dscf2625

 早速豆腐4丁(1丁\380)と豆乳2本(1本1ℓくらい\540かな)を購入。おばちゃんがどれほど素晴らしいものなのかを説明しながら揃えてくれる。豆腐のラベルにはやはりマンガの登場人物「ブラック師匠」が…。Dscf2637

 夜、早速友人に詳細を隠して食べさせてみる。「豆腐どう?」「あ?豆腐?んー…普通。何で?」

 ま、そういうことです。ただ、味うんぬんより製法が一般の豆腐に比べ健康に配慮されたものであるという点が1番のウリなので…。おばちゃん曰く「こんな手のかかる作り方は私しかできないからこの豆腐は私がいる限りで終わりだよ。」ちょっとさみしい一言。

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長瀞・川越行…④

 小江戸。何とも情緒のある言葉だ。早速「大正浪漫通り」から「蔵の街並み」をぶらり。これだけ古めかしい建物が1軒ポツンとあっても驚きだが、これだけ並ぶと壮観でホントにタイムスリップした気になれそうなのだが、意外に車通りが激しくちょっと残念。「菓子屋横丁」も冷やかしつつも立ち寄らず。唯一店内に入ったのは生の地ビールが立ち呑みできる酒屋さん(もはやこれしか探してなかった)。最近確かに「COEDO」のラベルの瓶ビールをよく見る。それが川越・小江戸のことだと知ったのはつい最近のことだった。 Dscf2615_2

 

 これで観光は終了。埼玉旅行の締めはここしかない、と向かったのはやきとんの名店「埼玉屋」さん。所在地が東十条なのは御愛嬌…。

 川越から埼京線で赤羽。そこから京浜東北線でひと駅なのだが、うたた寝した埼京線でふと目を覚ましてビックリ!噂の集中豪雨雷つきの真っただ中。まさに寝耳に水である。

 それでも無事辿り着いた「埼玉屋」。時間は午後5時ちょっと前。嫌な予感はしたが4時開店の店内はやはり口あけの客で満員。当分席は空きそうにない。大将が丸椅子を出してくれて隅っこに座りしばし待つ。大将「一杯やって待ってて」と飲み物の注文を取る。ここではシャーベット状に凍らせた焼酎で作る生ホッピーかレモンハイに限る。

 1杯目が終わる頃、大将「もうちょっと前出な。ちょっと狭いだろうけど今焼いてやっから。」と嬉しい一言。参戦決定だ。周りのお客さんも目一杯に詰めて場所を作ってくれる。こういう雰囲気が場所は狭いが心地よい。

 まずはベリーレアのアブラタレ。初訪の妻はこの1撃で既に感服。2度目の私も改めて感動。続いてやってきたレアのレバ。妻は焼いたレバは苦手なのだがペロリ。頼もしい。大将の攻勢は続く。何といってもここの上シロはすごい。口の中で溶けるのだ。

 気付けば店内には私たちより先に来たお客さんは誰もいなくなっていた。締めのギョク(ウズラの卵)もタレにからんでトロトロ。どうやればこうなるのか…。夢中で食べてお会計。ひと串140円なのでやや値は張るがそれなりの価値は十分ある。雨はすっかりあがってほろ酔い気分で駅へ。その時妻がふと一言。「私たち飲み物以外何も頼んでない…。」

 今回も大将の手のひらの上。それもまたいい。今回の旅行もよく食べよく飲んだ。そしてよく歩いた。2夜連続のホルモンもスタミナ付けるにはもってこいだったかも知れない。

 次はいつどこに行けるやら…。完

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長瀞・川越行…②

 かき氷を食べすっかりクールダウンした私たちは重い腰をあげ店外へ。一気に体内の水分が沸き立ってくる。「まぁ、後は晩飯食って宿に入るだけだし」とライン下りをした川辺へ。

 長瀞を流れる「荒川」に足をつけて暫しほおける。もちろん手には缶ビール。周りでは子供や若者が水浴びをしている。「羨ましい…。」準備不足が悔やまれる。Dscf2580_2

時間はまだたっぷりあるので、天然記念物の「岩畳」の上を歩きながら、ひとつ隣の「上長瀞」駅まで歩く。

 そこから宿のある秩父方面へ向かうべく再び秩父鉄道に乗り「秩父」駅へ。まずは創建2000年を誇る秩父神社を参拝。1592年に徳川家康によって再建されたようだが、名工左甚五郎による彫刻も見られ美術的にも見ごたえがある。Dscf2596

 そこからひとつ隣の「御花畑」駅まで歩き晩飯。秩父は隠れたホルモンの名店街(?)らしい。モツ喰いの私が素通りするわけにはいかない。 選んだのはホルモン高砂さん。2~3か月寝かせたにんにくと唐辛子を使ったタレに漬けた肉を七輪で焼いて食べるというモツ好きにはたまらない一品。活字だけでもモツ好きの方には堪らないだろうがせっかくなので写真もどうぞ(1枚ちょいとボケてますが…)。

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 店内にはクーラーなど無く、熱気と炭とタレの焼ける匂いが溢れているが、それが更に食欲を誘う。特にカシラは最高(レバ、カシラ、ホルモン等¥350~400。チューハイ\350だったかな)。付いてきたキャベツ。最初はそのままパリパリやっていたのだが、あまりに辛口のつけダレがうまく、それにつけて食べることに。しかし常連と思しき人は焼いてからタレにつけて食べていた。なるほどキャベツの甘味が増してウマイ。さすが1番うまい食べ方を知ってる。さてお勘定。想像以上の安さ!こういうお店近所に欲しい…。いっそ引っ越すか。

 店を出たのは6時過ぎ。にもかかわらず既に「本日終了」の看板。チェックインしてから来なくて良かった…。

 そこから徒歩10分。無事西武秩父駅近くの宿に入り1日目終了。日も浴び水も(手拭いを濡らして)浴び煙も浴び…ぐったり疲れて10時頃には妻撃沈。明日も暑くなるかな?それより天気は大丈夫か!?  その③へつづく

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